広島ベトナム協会 ベトナムの歴史
ベトナムの歴史
ベトナムの歴史概説

初めに: ベトナムは南北に細長く、

  北には紅河を中心としたハノイの平野、南にはメコンデルタが広がります。
  中部ベトナムではアンナン山脈が海岸まで突き出してきています。
  
  そのような国土の上で、ベトナムの歴史の黎明期から中世までのあいだ、 
  北にはキン族の支配する南越国が中国からの侵略と、それに対する抵抗運動の
  繰り返しの歴史を刻み、そして中部にはチャム族のチャンパ王国が貿易で
  得た莫大な財産で荘厳なヒンズー建築を建設し、
  南ではクメール族が支配を広げていました。
  
  いくつかの民族が同時にベトナムの国土上で歴史を作ってきたという、
  日本には無い混沌とした歴史を、勉強し、研究して行くことが、
  とても面白く感じ てくるようになりました。
  
  そんな、ベトナムの歴史を、
  少しずつシリーズのように紹介して行きたいと考えています。

  この歴史シリーズを読まれればよくわかるはずですが、
  ベトナムの歴史は単純にソビエトとアメリカの都合に
  よってできたものではありません。
  清国のアヘン 戦争以降、植民地としてきびしい環境にさらされてきた
  アジアの歴史の一部として、見て行かなくてはならないものだと思います。
  
  インドシナ半島に植民地の魔の手が伸びていなければ、
  現在とはずいぶん違った世界ができていたかもしれません。
  しかし、歴史には、たら・れば・は無いことも事実ですが…。