広島ベトナム協会 ベトナムの歴史
ベトナムの歴史
中世史(中国の支配とチャンパ王国):

   ベトナムの歴史を一言で言うとなれば、支配と支配からの
  反抗の歴史と言えるでしょう。
  もともと北ベトナム地域で起こったオウラク国(紀元前258年)、
  その後の南越国を、中国の支配者であった漢が支配をするようになった
  紀元前111年から、1千年間のあいだ中国により支配され、
  その後も元による進行、フランスによる統治、日本軍と続き
  1945年の独立宣言までの長い間、支配とそこから逃れるための
  戦争の繰り返しの歴史だったのです。
  (もちろんその後に ベトナム戦争が続きます)
  また、ベトナムの歴史の中で、チャム族によるチャンパ王国が出てきます。
  
  137年にチャム族によって林邑(ラムアップ)国が建国されますが、
  これが7世紀 になってチャンパ王国と名乗ります。
  
  現在のベトナムは90%がキン族で、基本的にはキン族による社会と
  なっていますが、そのキン族はもともと北部の出身でした。
  
  チャム族は現在の中部から南部にかけての地域を広く支配していた民族で、
  海上交通を上手に使って交易を行い、自分たちの文化を作り上げていきました。

  チャム族の遺跡を眺めると、それはインドの文化であるヒンズーの影響を
  非常に強く受けたものであることが分かります。
  
  紀元後938年に呉権がバクダン川で中国軍を破って、
  ベトナムが中国からの支配に終止符を打った後、チャンパ王国は
  ベトナムから本格的な攻撃を受けるようになり、
  1400年ころその王国は衰退して行きます。現在その子孫は、
  山岳部で少数民族として生き延びたり、サイゴンなどの南部の地域で、
  昔からの祝祭を 守りながら暮らしています。