広島ベトナム協会 ベトナムの歴史
ベトナムの歴史
近代史(アヘン戦争からベトナム戦争へ):

  中国とイギリスの間で起こったアヘン戦争(1840〜1842)は、
  ヨーロッパの列強国による東アジア支配の幕開けでした。
  1847年フランス軍によるダナン沖でのベトナム軍軍艦の攻撃から始まり、
  1862年第1次サイゴン条約によるコーチシナの割譲、
  1884年フランスとベトナムの間でパトゥヌル条約締結により完全に
  ベトナムはフランスの植民地下に入りました。
  
  1925年インドシナ南部におけるゴムのプランテーションのために
  20万人のベトナム人が移住させられます。
  
  このころの生活を描いた映画が「インドシナ」です。
  
  1930年香港でグエンアイコック(後のホーチミン)によって
  ベトナム共産党が創立します。このころからアジアにおける
  民族主義運動が台頭して行きます。
  1940年の日本軍によるベトナム進行が開始され、
  日本軍によるインドシナ半島支配が始まります。
  1941年ベトナム独立運動ベトミンが発足されます。
  
  1945年の日本軍の降伏により、ベトミンが一斉蜂起、ハノイを占領し、
  9月2日ホーチミン主席によりベトナムの独立宣言がなされます。
  
  同年フランス軍に よるサイゴン占領、1946年ベトミンとフランス軍の
  武力衝突がハイフォンで起こり、本格的なベトナム戦争へと入って行きます。

  1975年4月30日北ベ トナム軍のサイゴン占領によりベトナム戦争が終了するまで、
  悲惨な泥沼の戦いが続きました。

   フランス統治の時代 サイゴンからダラットへ向かう国道の途中で、
  延々と続くゴム園の林を見ることができます。

  いつもこの林を通るたびにフランス統治の時代のベトナム人労働者たちの
  姿が浮かびます。

  それまで自分たちの土地を自分たちのために耕してきた人々が、
  フランス総督の重税のために土地を手放し、ゴム園の小作農として
  働かされます。少しでも反抗を企てると、たちどころに逮捕監禁、
  重労働へ従事させられることになります。

  無理に値段を高くされたアルコールや阿片を吸引する ことを強制され、
  体も心も疲れ果て、それでも毎日作業をしなければならない、
  そんな姿が浮かぶような気がするのです。
  
 ベトナムは中国による千年間の支配に耐え独立した後に、
  再び近代になってフランスの植民地となり、
  100年あまりのつらく苦しい時代を過ごさねばならなかったわけです。

  私たち日本も歴史が少し間違えれば、イギリスやフランスの植民地となり
  ベトナムと同様の苦しみに晒されることになったかもしれないわけで、
  他人事とばかりは思えないのです。