広島ベトナム協会 ベトナムの歴史
ベトナムの歴史
フランスのベトナム統治

  1887年10月17日フランスの大統領令により、
  インドシナ全域を総督が統治することになり、
  殖民大臣のもとに、フランス領インドシナ総督府を置きました。
  この総督府のもとに、ベトナムはフランスへの徹底した
  同化政策と理不尽な重税を嫁せられ苦しむことになるのです。

  ・それまで使用していた漢字表記を
   ローマ字表記(コックグー)に変えさせられます。
 ・ 教育制度の変更。フランス語の履修や、
   ベトナム独自の文化を否定されます。
 ・アルコールの製造販売をフランスが独占し、
   ベトナムで伝統として各家庭で作られてきた
   自家製のアルコール(どぶろく)は禁止。
   また村毎にアルコールの消費量を割り当てられて
   強制的に消費させられました。
   アルコールの値段は5倍になり、フランスは暴利をむさぼります。
 ・塩の専売権をフランスが独占。
   塩の値段が5倍になり、市民生活が困窮しました。
 ・阿片の販売をフランスが独占し、値段を倍に、
   阿片吸引者は3倍になりました。
 ・開墾した土地をフランスの入植者に勝手に分け与えてしまいます。
   フランスの統治は、フランスの官僚が何でも言うことを聞く
  ベトナム官僚を使って統治する方法がとられ、
  ベトナム市民は非常に苦しめられ、
  さまざまな反発や反乱が頻発しました。
  
  1899年4月15日
  フランスはイギリスが後ろ盾のシャム(タイ)から
  ラオスの宗主権を奪い、コーチシナ(南部ベトナム)、
  トンキン(北部ベトナム)、アンナン(中部ベトナム)、
  カンボジア、ラオスのインドシナ連邦を植民地化することに成功します。

  1940年にはフランス統治下のベトナムに日本軍が進駐してきます。
  しかし、1945年8月15日太平洋戦争が終結し、
  ベトナムを占領していた日本軍が 連合国に無条件降伏すると、
  8月16日ベトミンは総蜂起し9月2日にホーチミン主席が
  ベトナム民主共和国の独立宣言を行います。
  
  しかしながら9月23日にはフランス軍がサイゴンを占領し、
  翌年1946年にはインドシナ戦争が始まり、
  その後の泥沼のベトナム戦争へとつながって行くのです。